γGTPは基準値を超えるとどうなるか

γGTPの基準値は男女で異なる健康診断の血液検査の項目のひとつにγGTPがあります。

γGTPは酵素のひとつで、肝臓がアルコールを分解して無毒化するときに働きます。過剰な飲酒によって数値が高くなりやすい特徴があり、血液中の値によって肝臓の機能の状態を確認しています。一過性で高くなることもあるので、1回の検査で高くなっても、再検査や精密検査では正常値ということもあります。また、男性と女性とでは正常値が異なります。男性の場合は測定値が0から50IU/L以内、女性は0から30IU/L以内が基準値となっています。女性の方が基準値が低いのは、女性ホルモンにγGTPの生成を抑制する働きがあるから、というのが理由です。

 

基準値を上回った場合の疾患と対策

γGTPの数値が血液中に高くなるのは、肝臓もしくは胆管の細胞がアルコールの過剰摂取や暴飲暴食、ストレスなどで壊れて、血液の中に流出するためです。血液中に多くなること自体が悪いことではなく、多くなった原因が問題視されます。最も多い疾患は脂肪肝です。アルコールの過剰摂取が習慣になっていると肝臓に脂肪が蓄積します。基準値の上限の50を超えていても、休肝日をつくったり、禁酒などの食生活の改善だけで基準値内に戻りやすいです。しかし、100を超えてしまったら脂肪肝が進行している可能性が高くなり、治療の必要性があります。アルコール以外の原因が潜んでいる可能性もあるので、精密検査が必要となります。γGTPの数値が高い場合、ほとんどの人はメタボ体系です。特に重篤な病気の進行が認められない場合には、医師からはバランスの良い食事や適度な運動など、食生活および生活習慣の見直しが指導されます。脂肪肝以外の疾患の可能性とし、慢性肝炎、肝硬変、胆石、胆管がんなどがあります。